出典:アルハイテック
アルハイテックの親会社はない!
アルハイテックの基本情報
アルハイテック株式会社は2013年に富山県で設立された合弁会社だ。水資源が豊富な富山県は日本有数のアルミ生産量を誇る県であり、そこに着眼した同社はアルミを有効活用した水素社会づくりの実現をビジョンに掲げている。
お茶やジュースの飲料パックなどの廃棄物からアルミを分離させる装置の開発・製造・提供や、それを活かしたクリーンエネルギーの生成が主な事業となっている。
アルハイテックの沿革
アルハイテックの起源は、プライム市場で上場しているトナミホールディングス株式会社の企業内ベンチャーである。イチ企業内ベンチャーから会社として独立するにあたり、トナミホールディングスはもちろん、同社の拠点である北陸地方の地銀を代表する北陸銀行など、計8社が出資をしている。
アルハイテック自体は上場してはいないものの、現在の主要株主が設立当初の8社から、ほぼ2倍の19社に増えており、同社の事業やその市場がレッドオーシャン化していないことを背景に、様々な企業に支援を受けていることがわかる。
アルハイテックの取り組み
アルハイテックは現在提供している技術を事業化するまでに、10年以上の研究期間を費やしている。代表取締役社長の水木信明氏が先頭に立ち、最新技術の開発に心血を注いできた。
事実、水木氏は2020年にアルミ水素についての研究開発成果を論文にまとめ、富山大学で博士号(工学)を取得している。
アルハイテックに対する対外的な評価
アルハイテックは2020年にトヨタ自動車株式会社と、アルミ合金から安定的・連続的に水素を製造する仕組み作りの共同開発を行っている。
また、翌年の2021年には経済産業省とフランスの経済・財務省主催の新エネルギーに関する会議に出席したり、環境大臣から表彰を受けたりと躍進を続けている。
直近では世界経済フォーラムにて事業内容が取り上げられる、岸田総理大臣の経済ミッションに同行しアラブ首長国連邦を訪問するなど、官民ともに注目度が高まっている企業だと言える。
アルハイテックの将来性
アルハイテックが先述の評価を得てきた背景には、世界情勢の変化が挙げられる。今では、現行のエネルギーやその生成方法の見直しが進むなど、カーボンニュートラル、脱炭素、SDGsが世界規模で課題視されている。
そんな中、一歩先に研究に着手し、小規模ながらも革新的な技術を確立してきたアルハイテックは、官民そして日本国内問わず注目されている将来性の高い企業だと言える。
アルハイテックへの口コミ
アルハイテックに対する口コミを確認すると、ニュースなどで同社の事業・活躍ぶりを知ったという声が多かった。
やはり類を見ない事業かつ、SDGsなど注目度の高い課題に取り組む企業ということもあり、今後の成長を期待されていることがわかる。
NHKニュースで御社の業務内容を拝見しました。脱酸素に向けた取り組みに感動した。陰ながら応援させて頂きます。
NHKで廃アルミから水素を取り出す装置を開発したとの紹介を拝見しました。しかも、小型で電源不要との事。とても興味が湧きました。
未来の循環型社会を創造していく会社。