出典：ビッグモーター
ビッグモーターの親会社はない！
ビッグモーターの基本情報
株式会社ビッグモーターは、1976年に山口県の岩国市で兼重宏行氏が開業した個人事業である「兼重オートセンター」を祖とする企業である。
開業から4年後の1980年には、現在の社名である株式会社ビッグモーターに社名を変更している。同社の事業としては、国産車・国外者の売買だけでなく、修理や車検対応もしている。
業界ではトップクラスの実績を誇る同社だが、その経営体制や顧客対応のあり方など、社内外問わず様々な問題が浮き彫りになっている。
ビッグモーターの沿革
ビッグモーターは、約3兆9000億円だった2022年度の国内中古車販売業界の市場規模の内、その約15％を占める売上高5800億円を叩き出し、業界トップの座についた。
この目覚ましい躍進は戦略的なM&Aの成果だと言われてきた。実際に同社は、1995年に株式会社エム・エー・シーを買収、2015年には関西圏で中古車売買業を営む株式会社ハナテンを株式公開買い付けにより完全子会社化している。
これによりビッグモーターは盤石な販路拡大を実現することに成功した。しかし今日、業界トップのポジションを支えてきたのは戦略的なM&Aだけでなく、不正な取り組みであったことが判明している。
ビッグモーターの不正と対外的な評価
ここに挙げたものはほんの一例であり、今日までに白日の下に晒されたビッグモーターの不正行為は多岐にわたる。
ビッグモーターは家族経営であり上場をしていないため、株価の下落や上場廃止のような一目でわかりやすい低迷はないものの、同社の新社長として就任した和泉伸二氏が足もとの買い取り・販売台数について「通常時に比べて約半減している」旨を言及していることから、メイン顧客である一般消費者からの評価は著しく低下していると言える。
ビッグモーターの将来性
結論としては、現時点でビッグモーターに将来性を見出すのは至難の業である。
先述の通り不正を働いたことに対する信頼の低下はもちろん、罰金制度があるような悪辣な環境下での育成とも呼べない社員育成の結果、同社を社内から変えていく志のある社員がまだ在籍しているか、甚だ疑問だ。
反面、望みが全く無いわけでもない。伊藤忠商事は、伊藤忠グループのエネルギー商事や投資ファンドであるJWPと共に、ビッグモーター再建の検討を積極的に進めている。
伊藤忠商事取締役社長の石井敬太氏は、今後再建を実現する場合、不祥事を引き起こす元となった創業家や企業文化を断絶する構えを見せている。
伊藤忠グループが築き上げてきたノウハウとビッグモーターが持つインフラを活かすことができれば、あるいはビッグモーターも再建し得ると考えられる。
ビッグモーターに対する口コミ
ビッグモーターは一都三県で計25の実店舗を運営している。Googleマップで各店舗の口コミを確認すると、1つの店舗を除くすべての店舗が星4つ以上と、想定以上に良い口コミが多いことがわかる。
一方で、ビッグモーターの口コミにはサクラ疑惑がある。7月15日に開店した八戸店には、6日の時点で高評価の口コミがついていた。
そのため、口コミ評価が高いと言っても、信頼に値するかは一考の余地があると言える。
また、星5か星1の両極端な口コミ投稿が多く、星5が簡易な内容であることに対し、星1はかなり具体性をもった投稿が多いという共通項が挙げられる。
それを踏まえたうえで、あえて評価の低い口コミを一部抜粋したため、参考にされたい。
実に最低最悪。こちらの話を遮るように営業トークをかましてきたり、まともに質問に答えなかったりが普通にある。
スタッフを見ていて気づくのは「あまり楽しそうじゃないな」ということで、内部では相当なパワハラ・モラハラが横行しているのだろうなあと想像する。
売るにしても買うにしても、もちろん車検でも、今後二度とビッグモーターの世話になることはないだろう。
契約後も無条件解約ありと書いてあるのでとりあえず契約して、後日解約を申し入れたら、ヤクザみたいな口調で脅してくる。
ここでいい評価してる人は間違いなくサクラ。他の口コミ見てみると他のビックモーターの高評価もしてる。数ヶ月の間に複数の車を別々のビックモーターに売却するなんて不自然すぎる（笑）
少なくとも従業員の言葉遣いや接客態度・対応は★１つです。
出張査定にきた担当が｢いくらならいいっすか？じゃあ◯万円以上なら売ってくださいよ。他社と比べてちょっとずつ買取価格上げてくのダルいんで。｣というような軽い感じで私には合いませんでした。
安く買い叩いて自分のインセンティブをプラスにする為に、客を見下しているような態度にうんざりしました。極めて不快な対応を受けました。⭐︎１もつけたくありません。
ここの口コミが良いのは査定額を上げる代わりに良い口コミ客に書いてもらっているからです。お金で口コミを買ってます。気をつけてください。